2010年3月6日土曜日

1.GUNPLAとは?

ここでは昨今のガンプラ事情について解説します。
現在大きくわけて4つのシリーズに区分されます。
価格の高い順に

1/60   PG(パーフェクトグレード)シリーズ  実売価格¥10,000 ~20,000程度
1/100 MG(マスターグレード)シリーズ    実売価格¥2,000 ~¥10,000程度
1/144&1/100  HG(ハイグレード)シリーズ  実売価格¥1,000 ~¥4,000程度
ノンスケール BB戦士シリーズ         実売価格¥300 ~ ¥2,000程度

1/60 PG(パーフェクトグレード)シリーズ 実売価格¥10,000 ~20,000程度
・その時代のBANDAIの技術力の結晶のような、最新技術を随所に盛り込んだキット内容
・ほぼ完璧に色分けされている分、パーツ数が凄まじく、組み立てには根気を要する。全塗装となると苦行と言っても過言ではないが
  達成感・満足度は非常に高い
・合わせ目は無いに等しいので、合わせ目消しなどの面倒な作業が不要
・しかし面倒な作業が不要な分、やる事が少なく面白みに欠けるという意見もある
・価格が¥10,000以上する為、1年に1体ペースの発売で年末商戦に合わせて発売される
・1/60というビッグスケールは、展示した際に非常に見栄えが良く、ほぼ完璧な色分けで無塗装でも充分楽しめる
・他のシリーズと同様に特に熟練した技術が必要なわけではないので、全くの初心者でも組めないことはないが
 MGシリーズの3~4体分のボリュームがあるので覚悟が必要
・PGシリーズ第1弾は、実はガンダムではなくエヴァンゲリオンだったのは意外と知られていない。
作業時間の目安(無塗装) 15~20時間

↓現在の最新PGキット。劇中でのGNドライブの発光を再現し、さらに回転するギミックも再現!定価¥26,250がほぼ半額


MG(マスターグレード)シリーズ 実売価格¥2,000 ~¥10,000程度
・PGで採用された技術がMGにフィードバックされる事で新発売キットごとに、技術の進歩を感じられ
  昨今のガンプラモデラーの中にはその進化を確認・楽しむためにキットを組む人が増えている
・毎月1~2体のハイペースで発売される為、購入しただけで組み立てられない『積んどくモデラー』になる人も多い
・色分け・合わせ目はPGシリーズに比べると劣る(それでも90%~95%位はされている)が、そこは楽しむ余地とも言える
・値段・大きさ・色分け・目立つ合わせ目の有無等を考慮してコストパフォーマンス的に一番バランスのとれたシリーズ
・ほぼ色分けがされており、その分マスキングが少なくて済むので塗装派にオススメ
・シリーズ化されて15年経過しているため、初期のキットほど色分けがされていなかったり目立つ合わせ目が多かったり
  するので、購入には注意が必要
作業時間の目安(無塗装) 5~8時間
参考サイトMGキット評価表←こちらを見れば発売時期が分かります

↓ガンダムタイプの最新MGキット。差し替えなしで完全変形が可能でかなりヒットし、一時品薄状態にまでなった傑作キット


1/144&1/100 HG(ハイグレード)シリーズ  実売価格¥1,000 ~¥4,000程度
・低価格な分、飾ってあるものを眺めるよりガシガシ遊びたい!といった方やお子様にオススメのシリーズ
・MGに比べると色分け・目立つ合わせ目は劣る(それでも80~90%程度)ので、マスキングが必要な部分が多かったり等
  完璧に仕上げ用とすると実はMGより難易度が高い場合がある
・低価格な分、バリエーションが豊富なシリーズなのでマニアックなキットも多々ある
・特に思い入れのあるMSが無い場合、入門用に最適
・こちらはシリーズ化から20年経過しており、購入には注意が必要
作業時間の目安(無塗装) 3~6時間
参考サイトHGキット評価表←こちらを見れば発売時期が分かります

↓HGシリーズ最新キット。武器類が豊富でコストパフォーマンスが非常に高い。3月末まで全品配送料無料のうちに


ノンスケール BB戦士シリーズ 実売価格¥300 ~ ¥2,000程度

・低価格・デフォルメされた独特の体型などから子供から大人まで幅広い人気のシリーズ
・パーツ点数が少なく、ニッパーすら不要で組み立てられるため小さなお子様の知育玩具としても使える
  (ただし、小さいパーツが多いので誤飲には充分注意してあげて下さい)
・色分けはある程度されているが殆どがシールでの再現、また合わせ目は多いわけではないがキット自体が小さい分、
 余計に目立ちやすく完璧に仕上げようとすると、実はシリーズ中1番難易度が高い。
・難易度は高いが作業量自体は少なく、低価格な事も手伝って腕試し的な楽しみ方が出来る
作業時間の目安(無塗装) 1~2時間

当ブログでも紹介したBB戦士 ユニコーンガンダム。クリアパーツの色がよく完璧に仕上げるとかなりのモノ
3月末まで全品配送料無料のうちに


入門用としてなら                HGシリーズ
金銭的に余裕があるなら  MGシリーズ
最新技術を楽しみたいなら PGシリーズ
お子様や腕試しには     BB戦士シリーズ

まとめると↑のようになりますが
自分の思い入れのあるMSがあるのなら、それを購入するのが一番だと思います。
どんなものか試す程度なら、ニッパーとカッターさえあれば充分組み立てられます。

作業時間だけみると、MGシリーズなら週末の土日休みで組み上げられますが
合わせ目を消したり・部分塗装をしてみたり、組み立て後バラさずそのまま『つや消しクリア』を
ブワーッと缶スプレーで塗装するだけで驚くほど見栄えがよくなり、そうこうしているうちに1ヶ月くらい費やすのはざらです。
1ヶ月数千円程度であれば、趣味としてはコストパフォーマンスの高い趣味ではないでしょうか?
不況!不況!と叫ばれる昨今、趣味としては非常に安上がりなところが、みなさんにオススメする理由のひとつでもあります。
脳科学者の茂木先生も、何かに集中することが脳にとって非常に良いとおっしゃってました。
この機会にあなたもガンプラを楽しんでみて下さい。

MG 1/100 アストレイ レッドフレーム改 part3

アストレイ レッドフレーム改のレビューの続きです
以下の写真で使用した工具は
ニッパータミヤフィニッシングペーパー紙ヤスリ)の400番と800番、オルファ アートナイフ プロのみ
塗装は一切せず、キット付属のデカールも全く使用しとりません
塗装の為の表面処理をしながら組み立てた為、組み立て時間の目安は8時間程度です。







このキットの目玉!タクティカルアームズII L ソードフォーム
このデカ武器が欲しくて購入したようなもんです。
この武器、パーツの差し替え無しで5種類の形態に変形します
『モビルスーツの全長に匹敵し、高い破壊力を誇るとともに
 敵の戦意を削ぐ効果もある。表面積が広い為、盾替わりにも利用可』





大きすぎてフレームに収まりきらんのんで
撮影のアングルにぶち苦労しました

タクティカルアームズII Lを支えとる
ディスプレイスタンドはキットに付属。購入すると500円程度







この状態が一番好みな
アローフォーム
『弓矢形態であるが、ビームを発射し、そのビームを曲射は
勿論、発射後に軌道を変えることも可能で理論的には
百発百中となる』









フライトフォーム
『翼を可変翼とすることで変則的な動きをとることができ
  敵の狙いを付けにくくさせることができる』








Vフォーム
『タクティカルアームズII Lを背中に装備した基本形態
 ここから瞬時に他の形態に変形する』

自立は可能じゃけど、長期間の展示の為には各関節を固めに調整する必要あり







デルタフォーム
『逆三角形の中に光の膜を形成し太陽風やパワービームを受け取り
 推進力に変換することが出来る。性能を完全に引き出すためには
 核駆動力を必要とするが、本機には搭載されておらず、パイロット
 本人も今後搭載するつもりはない』











1/48 メガサイズモデル ガンダムが控えとるんで、とりあえず素組までじゃけど
武器が派手なんで塗装をせんでも充分ディスプレイに耐えうる良いキットだと思います。
(勿論、塗装をすればさらにカッコよくなるんで、メガンダム終了次第塗装に入ります)
デカ武器好きには特にオススメのタクティカルアームズ!実物も迫力の大きさです。

表面処理(パーツの広い面になるとプラ成型の熱収縮でどうしても面が平らにならんので、ヤスリをかけて平らにしたり、
パーツのエッジを際立たせたりする)をせんかったら、5~6時間もあれば完成すると思います。
MGシリーズはHGUCシリーズに比べてパーツ数が多く難しそうに感じるかもしれんけど
今のキットは説明書をじっくりみながら焦らず作れば誰でも完成させられるパズルに近い状態です。
また、無塗装でも色分けがしっかり出来とる分、満足度は価格以上のものがあります。

もう既に普段からガンプラに慣れ親しんでいる方にとっても、キットの進化を感じられる細かなディティールや関節機構を
楽しむことができるじゃろうと思います。






2010年3月5日金曜日

MG 1/100 アストレイ レッドフレーム改 part2

昨日の時点で素組は完了しとったんじゃけど
風邪でダウンしとったんで、続きをイキマス








このキット、赤いパーツは所々アンダーゲートが採用されとって
素組派にはうれしい配慮じゃね。
ただ、アンダーゲートはニッパーの当て方で
パーツをえぐってしまうことがあるので注意が必要。







これは脛部のパーツなんじゃけど
完成後は見えなくなる部分まで超絶モールドが入っとります。
スジ彫りの参考になりますな。






膝関節部分で面白い組み立て方があったんで紹介。
(左上から)2つのパーツの穴部分を関節を曲げて合わせたところに
左下の小さなパーツを通して固定します。
すると連動して関節が動くようになります。
左斜め下にある穴も同様に小さなパーツで固定してあります。
この部分、バラすのは困難なので注意してください。






最早当たり前となりましたが膝関節はここまで曲がります








2010年3月3日水曜日

MG 1/100 アストレイ レッドフレーム改



MG 1/100 アストレイ レッドフレーム改

一番好きなMSで、思い返せば今までに発売されたキットは全部作りました。
PGでかなり進化しとったけど、これはこれで『MGなりの進化を遂げた』印象です。








まずはレッドフレームと言えばコレ!

ガーベラストレート
タイガーピアスです

 
 
 
 
 
 
 
(なかご)には刀名が刻んであります
 
 
 
 
 
組み間違いの無いようにちゃんと考えてあります。
こういうユーザーフレンドリーなBANDAIさんが
大好きじゃぁ!!
鞘部の合わせ目は殆ど気にならんのでそのまま放置
唯一写真の赤いパーツの合わせ目がかなり目立つんじゃけど
後ハメが難しそうじゃけぇスジ彫り処理でイキマス
 このキット、随所に細かいモールドが精密に入っとって
技術力の高さに驚かされ
またそれを探すのも楽しみの一つです。
1. 頭の内部パーツ。シルバーに塗装してクリアパーツから
  覗かせるとよさそうです。
2. こんな小さい文字が入っとるなんて
  どんだけ技術力があるんじゃろ?
3. 腰パーツ。スジ彫りのスミを上手く入れられるか?
4. 頭部クリアパーツにもモールドが。
  きっちり活かした塗装をせんといけんですのぉ。
他にもこれまでは省略されることが多かったパーツの
裏側部分モールドも至る所に彫り込んであり、手が込んどる印象です。
 
 
 
 
 
 
 
 
頭部分割も新しいタイプになっとります。
 
 
 
 
 
 
写真に納めきれんかったんじゃけど
カメラアイの部分がいい感じの奥行き感が出て
カッコよくなっとります。
この奥行き感を活かした塗装で仕上げたいですのぉ。








アンテナはそのままでもシャープに成型してあるんじゃけど...






やっぱりヤスリ等で整形すると引き締まりますな。
もともとがシャープじゃけぇ5分もあれば出来て見栄えも良い
オススメ簡単改造ポイントです。







頭頂部クリアパーツのモールドがいい感じですな。
今日は上半身まで完成~
明日はメガサイズモデル ガンダムが来るんで
それまでに素組を完成させますけん!














2010年3月2日火曜日

BB戦士 RX-0 ユニコーンガンダム UNICORN GUNDAM レビュー




BB戦士 RX-0 ユニコーンガンダム UNICORN GUNDAM レビュー
BLOGの一発目の記事で、人生初のBB戦士です。
Hobby Japan誌で見かけて、クリアーパーツがいい色で気になっとったのを
近所の模型屋で実際に眼にして、なかなかカッコ良かったので
普段MGメインじゃけど、息抜きに買ってみっか!と購入。






まずは箱絵です
最近はどの箱絵もカッコいいですな









気に入ったクリアーパーツです
撮影テクニックがないのと
照明の関係で実際はもう少し鮮やかな赤い色味です。





BB戦士オリジナルのギミックとして
ビーストモードに変形可能です。






ビックリしたのが
今のBB戦士シリーズは『ニッパー不要』なんですね
小さいお子ちゃまでも手でちぎって作れるようになっとります。
まぁさすがにニッパーを使ったんじゃけど
ゲート処理が楽そうで何よりですのぉ。






左のパーツがゲート処理前赤丸がゲート跡)です。

ホンマにチョロ~っとしかゲートが残っとらんので
組みやすくてよろしい!


気になる合わせ目

1. 後頭部ガッツリ
2. ここはユニコーンモード固定にするなら。
3. 足の裏表
4. ここは合わせ目じゃないけど
    上半分は目立つので上半分だけでも
  パテで埋めたいところ。
5. 写真はないですが定番のビームライフル








ビーストモードは首の保持が弱くて頭がどうしても
下がってきます。
やっぱりデストロイモードが一番ですね













この後表面処理をして塗装に入りたいところですが・・・







次はコレ、昨日Amazonから届いた
MG 1/100 ガンダム アストレイ レッドフレーム改
コレを素組まで組んで、塗装は後回しにして

木曜日に発売の
1/48  メガサイズモデルガンダム
を小改造&フル塗装の苦行に挑みますけん!













↓↑発売日から2~3日遅れるけど、送料無料で最安

2010年3月1日月曜日

螺旋 ビルバイン ヘッドアートオブジェ レジンキャストキット

キャラホビ2009で螺旋から販売された
ビルバイン ヘッドアートオブジェ です







ヤフオク¥12,000+送料で入手。
定価¥10,000で過去の落札で¥20,000があったけぇ、交通費を考えれば満足の値段。

初のレジンキット製作なんでググリながらビビリながらの手探り状態じゃけど
それもまたなんかワクワク楽しい感じじゃぁ!

しかしコレはもう正にアートオブジェじゃないすか!?
はやる気持ちを抑えつつ、製作に取り掛かります

まずはパーツの有無をチェックじゃ!

本体部 13PARTS
台座部 20PARTS

合計33PARTS
普段ガンプラばかり作っとると、パーツの切り出し自体もひと仕事じゃけぇ
こりゃぁ楽じゃね

まぁ、このあと鬼のような表面処理が待っとるんじゃけど・・・。

しかし、螺旋の中の人の腕がいいんじゃろうね
それほどひどい印象は特にない感じ。







気泡は大きくても1mm程度で埋めるために彫り込んでも
大きな気泡が隠れとる事もない
レジン初経験なんで比較のしようがないんじゃけど
結構優秀なんじゃないですか? 










ここは口の部分です
小さな欠けが反対側にもう一個あり
1mmプラ棒で処理しました。









1. 欠けた部分をガイドに
        1mmのピンバイスで開口したあとに
        プラ棒に瞬着をつけて突っ込みます
(赤丸のすぐ下と黒い印の部分は同様に処理した後)







2. しばらく放置したあとに
        ニッパーで荒くカットして
        デザインナイフ・ヤスリで仕上げ







意外と上手くできました。他の方法だと、

a.レジンの欠片を瞬着で接着して整形
b.パテ系を盛って整形

主なものはこの2つじゃと思うんじゃけど
2つともこの大きさの欠けだと強度的に不安・・・。
プラ棒を突っ込む方法じゃと、強度的に安心できるし
何より余分な部分が少なくて処理が早い。
この口の部分だけで1時間掛からんぐらいでした。

↓愛用の瞬着。3本に別れとって保存に便利なチャック付き